みの雑多ブログ

勉強したことをアウトプットしたり、しなかったり

【読書感想文】なんでも図解 絵心ゼロでもできる!爆速アウトプット術

www.shoeisha.co.jp ITエンジニア本大賞2021のビジネス書部門大賞の「なんでも図解」読んだのでかきかき。
プレゼンされた本はどれも魅力的なので、他も読む予定。

ざっくりと紹介

著者の日高さんがとても素敵なプレゼンをされてたので、特に読むまでもない人はここスキップで。
主人公の田中くんが 異動してミーティングや企画がうまくいかない
→めちゃ図解で話をスイスイ進めて、決めていけるパイセン見る
→パイセンすげぇっすね、とすぐ聞く
→パイセンが人を紹介してくれる
→図解の術を教えてくれるえんま先生登場

そこからは、えんま先生がいろいろ教えてくれつつ、志高き田中くんが読み手に変わって質問してくれたり、FB受けてくれたりする。
図解と書いているだけあって、そもそも図が多くてわかりやすく、読みにくいところは一切ない。読みやすい。
後半はハンズオンで進めていけるので、頭のイメージだけでなく読んでる時点でアウトプットができる。

日高さんが当時の自分が田中くんだった、という話をしていて、そのときは、ほぇ~くらいにしか思ってなかった。
けど読んだ後にあのプレゼンが、この本がまさに田中くんの成長なのか!?と思うと感激。

印象に残った内容

持ち帰る前に

自分の認識を可視化して、相手との認識を合わせる。
基本的なことでも、何歳になってもとても重要と思う!
なるほど、わかりました~と言ってプログラム組んで、「おもてたんと違う」って言われてる人を何度見たことか。(ワタシも例外なく)
プログラムだけでなく、設計でも企画でもなんでも認識合わせは絶対に大切。
その上で、自分の認識はこうです、っていうのを言語化だけでも解決できるなら大丈夫だけど、可視化できる方がより情報共有レベルが上がるねと思う。

説得力

  • 頭の整理
  • ブレスト
  • インプット
  • プレゼン

こういう時に図解は活かせるよ~というケース4つ。
プレゼンの骨格を作ったりだとか、可視化することで情報が広がったりだとか、漏れている事象に気づけたりだとか、うまみがある。
その中で一番確かにと思ったのは、理解しやすいと説得力が増すということ。
わからないものには納得しがたいし、その場でOKしてもひっくり返ることもある。(その時点で勘違いして了解していて、「おもてたんと違う」となる)
図解ももちろん大切だけど、伝えるときに分かりやすくというのは何事にも意識した方がよい。

雑でよい

色んな説明がある中で、随所に出てくる「きれいな図ではなく、伝わる図を」というコメント。
きれいじゃなくても、伝わるものが書けるんだと思えるし、実際ポイントを押さえればある程度のものが書ける。(教師してる時に知りたかったよw)
最後の方に、使えるアイコン集もあるけど、基本が直線と丸で構成されている簡単な図でうまい下手はそんなに出なさそうなものばかり。
これを読むだけでは、正直劇的に図解がうまくなることは難しいと思う。
後半のワークも何度も何度もやって、会議でも実際にやって、ようやく極みの世界だと思う。
でも、ポイントを押さえて、ちょっとずつ実践するだけでも伝える力は、確実に伸びる。

絵がうまくなくたって、いいんだというメッセージを一番強く感じた本で勇気と少しの伝える力を手に入れました。