みの雑多ブログ

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【読書感想文】その仕事、全部やめてみよう

なんとなーく、ぽちった本を読んでみたので概要と感想をメモ
その仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」の通販/小野 和俊 - 紙の本:honto本の通販ストア

概要

小野和俊さんという、クレディセゾンの常務執行役員CTOの人が、ベンチャー企業や大企業でやってきた経験を仕事の効率化のための考え方や進め方という軸で書いている本。
大きく、アイデアの考え方、技術の使い方、キャリア形成の仕方、作業の仕方、チームの作り方と5つをテーマにそれぞれの効率化について書かれている。
大企業には大企業の良さが、ベンチャーにはベンチャーの良さがあって、それぞれの良さをうまく取り入れようという話が筆者の経験から語られている。
企業の成長フェーズによって、方法論であったり考え方はそれぞれ向き不向きもあるので、闇雲に取り入れるのがいいわけでもないし、頑なに拒むのがいいわけでもない。
いい塩梅の大切さを理解できるし、こういう本は個人の動きだとか、個人の考え方だけにフォーカスが当たりそうだが、周りの人間や全体も考えて書かれているので、より現実味がある内容。

感想

書かれている術はどれもすぐ実践できそうな内容で、何のハードルもなく、エンジニアであれば共感しやすいストーリーも多く、全体読みやすい。
ただ、この本については、その術よりもその説明をする過程こそが考え方の礎で重要に思う。そんな感じの本。
プログラマーじゃないと読んじゃダメとか、そういうのはないけど、実際に手を動かしている人のほうが共感しやすいのかなとは思う。

筆者がプログラマーを自称するのに初めは違和感を覚えていたが、アメリカで一時期は働いていたって・・・ちょっと納得してしまった。
一考えだが、日本のプログラマーって大したイメージじゃないからSEだとか、エンジニアって名乗る人が多い気がする。(自分を含め)
でも、実際のシリコンバレーでバリバリやってる人は自信をもってプログラマーといえるだろうし、そういう人たちは本当に技術のある人だと思う。
だからこそ、ただのCTOからのありがた~いお話ではなく、実際に手を動かしていた人の話で共感がしやすいんだと思う。
また、こういう人は恵まれていたり、それだけ努力していてチャンスが来たり、自分とは違う人なんだ。と思うのではなく、自分もそうなるにはどうしたらいいんだろうって考えるようになってきた。
まだまだ、努力するにはやる気が足りないけど、まずはタスクから積んでいくスタイル。