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勉強したことをアウトプットしたり、しなかったり

アラサーエンジニアのしてよかった転職活動のお話【後半】

f:id:yamami78651:20210817111610p:plain アラサーエンジニアのしてよかった転職活動のお話【前半】 - やまみの雑多ブログ

後半では、実際の転職活動で感じたことやよかったことを続きで書いていく。

私にとって転職活動のつらみ

退職が決まっている

「前半の方にも書いていたけど、退職した後どうしよう。。」
「このまま決まらなかったらどうしよう。。」
と日々焦っていたし、うまくいかないと感じてた時期はメンタル壊れそうだったw

個人的には会社とは変に揉める必要はないと思うし、退職の相談は早くすると会社的には嬉しいんじゃないかと思う。
(辞める時点で嬉しくないと思うけど)
でも、雇われる側としては、退職の旨を早く言うことのメリットは一ミリもないかな・・。

大学の勉強と被った

私が免許更新も近づいてきているし、せっかくエンジニアしているからって理由で
単純に情報の教員免許取りたくなっただけで、自分のタスク管理の問題。
リソース足りないのに、受注ばっかりしてくる営業はダメってこういうことなんだと身をもって痛感。

具体的には、大学の勉強とテスト、技術テストで週末は何もできない感じ。
受けた技術テストは大体3~5時間で終わるテストが多かったけど、会社によっては時間無制限のものもあった。
あと、自分の知っている言語以外で受ける必要のあるテストも先にちょっと勉強する必要があって、きつい。

コロナで気晴らしに外に出にくい環境で、勉強とか転職活動だけになる感じは余計につらかった

これまでの考えの浅さ

前半でも自己紹介した通り、「基幹系に未来あるのかな」とか「このままでいいのかな」とか、とても曖昧な動機で転職を決めて自分に目を向けたことがなかった
転職こそ、自分のキャリアパスを考えるとてもいいチャンスにも関わらず、そこをサボり続けたツケが回ってきた。

自分がこれからどうしていきたいのか、そのためにはどんなところで働きたいのか、なんてことを深く考えたことなかった。
転職活動してなくても、考えた方が良いことだけど、お恥ずかしながら逃避していた。
私のようになかなか差し迫った機会がないと考えない人もいるんじゃないかなと勝手に思っている。

これまで、内省せずに転職できてきたのは単純に若かったからだったと痛感したし。
歳を取れば技術も求められるし、志向性も問われるし。

面接では技術的なこと以外で、よく聞かれた質問は、
「なぜ退職しようと思ったのですか」
「将来はどんなエンジニアになりたいですか」
「そのためにはどんなことをする必要があると思いますか」

企業としては考えが合っているかどうか、自分たちの会社が求職者の求めている環境かどうか、精査したいんだなと思う。
でも、ここがうまく伝えられなくて、実際の面接でうまくいかなかったり、
いざ内省してみたら、選考進んでいる企業は自分のやっていきたいことと全然当てはまってなかったり・・。

自己分析?の仕方?

社会に出たとき、新卒の就職活動もしたことがなかった。
中途の転職活動も、あんまり自分と向き合わずに若さだけで乗り越えてしまっていた。

システムの説明はできるのに、なんで自分のことになるとできないんだろう、って自己嫌悪に陥るくらい自己分析が苦手だった。

でも、自分が何やりたいか自己分析しないと、また面接でうまく伝えられない。みたいに焦ってしまい。。
一緒に自信もどんどん失っていったかもしれない。

私にとって転職に必要だったもの

カジュアル面談

4月のカジュアル面談も一つも選考には進まなかったけど、
6月から選考に進んでいた企業とも比べることもできたし、何をしているところかというのは聞いておく方が良いなと思った。

いちいち面倒くさい!となる人もいると思うけど、個人的には自分にとっても企業にとっても大切な活動の一つかなと思う。
中には、カジュアルのくせに選考の一部にしてる企業もあるけど、そこも含めてこっちも選んでいけばいいのかなと。

私にとっては、情報収集的な意味だけでなくものすごく有難い縁があった。
ある企業の人に、自分のやりたいことと今いいなと思っている企業はちゃんと合っているの?と言われ、すごい諭された。

企業のビジョンだとか、その組織が何を目指しているのか、そしてそこで自分はどういうことがやっていきたいのか、同じ志持てそうかとか全く考えてなかった。
そんなことを気づかせてもらったというか、この歳で恥ずかしいけどかなり反省した。

そんなこと指摘したって、面談した人には一ミリも得なことなんてないのに、本当に恵まれてたと思う
※面談後も選考以外でやりとりをさせてもらうくらいその人にも、この縁にも感謝している

本当に運がよかっただけかもしれないけど、カジュアル面談では普段話せないようなCTOやエンジニアマネージャーの人たちと話せるし、
そういった幸運な縁も持てるかもしれない。

相談相手

相談相手なくしては、この転職活動は満足なものに終わらなかったと思う。
どこでもいいや、って感じなら仕事はできるのかもしれないけど、自分と向き合えば向き合うほど、突き詰めれば突き詰めるほど、どこでもいいやとはならなかった
そんな私の相談相手は家族、同時期に転職活動をしている職場の人、findyのキャリアパートナーの人。

絶対的な味方

家族は絶対的な味方で自分に自信をつけさせてくれる存在。
いつも頑張っているの見てるから、みたいに無償の愛をくれる人がいると沈んだ気持ちもちゃんと浮かぶ。

弱音も吐けるし、やっぱり励ましてくれる人がいないと頑張れなかった
家族もエンジニアだったこともあって、共感してもらえることだったり、一緒に反省会もしてくれたり、内定もらった時には一緒に喜んだり。

え、ナニコレ家族ほしい、結婚したくなるね。自分で書いてて思った。

同志

社内に同時期に転職活動している人は、2人いて、私を採用してくれた元上司の人と仲良くしてくれている先輩。
会社ではなかなか相談する人もいなくて孤独になりがちでも、自分の働きぶりを知ってる同じ職種の人に相談できるのは結構いい。

他の人がどうしているかなんて、関係ないって思う人もいるかもしれないけど。
履歴書とか見せてもらって、確かにこういうことってアピールなるな、とか、●●さんってこういうとこ強いよね、と自分が知らない自分を知れるから同じ会社の人に相談できるのは強い。

たまたまだけど実際に面接で、「会社の人からはあなたはどう思われていますか」って質問にはしっかり答えられた。

プロフェッショナル

最後に、何の広告でもないけど。
複数転職サイトを使っている中でfindyも使っていて、キャリアパートナーの人にかなり助けてもらった。
エージェントは人によって当たり外れあるけど、エージェントと違うお助けマンみたいな人で、無料でサポートしてもらえる、いい距離感の人。

自分の知らない業界の常識を教えてもらったり、自己分析を一緒に考えてもらったり、私の志向に合ってそうな求人を探してくれたり。
これまで、まともな転職活動したことのない私にとっては、本当に欠かせない人だった。
findy使えっていうわけではないけど、そういうサポートの人を利用するのも私のように自己分析が苦手な人はアリのではと思う。

転職活動のいいところ

いい縁ができる

「ふち」じゃなくて「えん」ね。
内定承諾した企業が一番の縁であることは間違いないんだけど、それ以外で出会った人たちもいい縁であると思う。
企業だけでなく、相談に乗ってくれた人も面談してくれた人も。

ちなみに会社を辞めることで、縁を断つこともできる。
一緒に働いている人というつながりを断って、その中から好きな人とは、新しいつながりを作れるのもいい(友人やいつかまた一緒に働きたい人、一緒に飲みたい人、一緒にモンハンしたい人)。

辞めることになって、この新しいつながりが激増しているのも、自分としては嬉しい。
(この人と縁切れるんだって思うと嬉しいのも0ではないw)

人生仕事だけじゃないから、自分を豊かにするつながりを増やせるのも素敵なことかなと思う。

自分を知れる

会社に勤めているときも、目標定めるときに考えるとは思うけど。
社内評価と市場評価も乖離していることがあるから、広い視野でそしてより深く自分を知れると思う。

  • 今の自分はどうなりたいの
  • 今の自分には何が足りないの
  • 今の会社の何が不満なの
  • その不満に対して、自分は何をしてきたの


転職活動をしていなくても、自分と向き合うのは良い。
けど、普段できてない人は転職活動を機に内省するのがいいかも。

加えて、転職活動しても転職しなくてもいいとも思う。
自分が社会でどこまで求められているんだろうっていうことを知れただけでも良しとする。という終わり方もあり得るんじゃないだろうか。
※面接する側からすると、トンデモナイ野郎やけど。

さいごに

自分のことも知れたし、自分にとって満足のいく転職活動だった。
私の転職活動ってほぼ他力によるものだったのかな、と思うところが多いけど。

経歴は他の人にどうにもできることじゃない。
お仕事したり、そのほか自己研鑽することは自分以外の人はできないから、そこは自分で頑張る必要がある。

あと、選考自体も自分本体が受けるしかない。
最終的には自分の言葉で伝えられないとだめで、コーディングテストもこれまで重ねてきた自分の力でやらないとだめ。
これも、自分で頑張る必要がある。

なので、ここに書いたことは、自分でどうにもできないことをどうするかってことが多い。
転職はゴールではないので、転職先で活躍することこそが重要だけれども
同じように30目前にして、転職する人にとって、一つの体験記として参考になればいいななんて思ったり。